うどんカフェうせいを始めて12月29日で5年になります。
この5年間、しずかには麺づくりを担当してもらってきたのですが、
実は給料は払っていませんでした。
理由は、しずかの麺打ちの技術が未知数だったことです。
5年の期間を経て、しずかの麺打ち技術は、
応援してくださるお客さんと、家族や宮野さんの力添えと、
何よりしずかの頑張りにより、
「しずかであれば一日50食の麺をつくれる」と見込めるようになりました。
今年より、横須賀の商業施設コースカに出品し、お客さんからいただく反応をみても、
しずかの麺で、これから十分にやっていけると思えるようになりました。
なので、しずかには、令和4年1月から、月額8万円の給料を払うことにしました。
障害のある人が、給料をもらって働くことはもちろん大事です。でも、
それ以上に、思い切り間違えながら、働く体験をする期間を十分に確保して
差し上げることは、給料をもらうことよりも貴重な機会だと私は考えています。
しずかは、障害基礎年金2級を受けて、月額6万円ほどの収入があります。
月額6万円は、将来、グループホームで生活をするには、ギリギリの額になります。
少し余裕をもって生活するためには、しずかが自分で働いて、一定額の給料を
安定してもらい続けることであり、しずか本人の働く技術の向上、売り上げが
あがる店舗経営を私の方でしていくこと、両面での努力を続けていきます。
令和3年のクリスマスも健康に迎えられたことに感謝しています。