
【第2回】成果・年齢・配慮
― アメリカ社会の一側面
サンノゼ滞在中、「この街で最も年収が高い人は何歳くらいだと思うか」と質問したことがあります。私は漠然と40代くらいを想像していましたが、返ってきた答えは72歳でした。
その話を聞き、年齢そのものよりも、これまで何をしてきたか、どのような成果を出してきたかが評価される社会なのだと感じました。年齢や立場に関係なく、役割や実績が重視される考え方は、働き方の一つの形として興味深いものでした。
また、街中での移動に関しても印象に残る場面がありました。車椅子を使用している人が階段や電車の乗り降りで困っていると、周囲にいる人が自然に声をかけ、手助けをする光景を目にすることがありました。
一方で、日本では駅員が車椅子用のスロープを用意し、丁寧にサポートする体制が整っています。エレベーターやエスカレーターの設置率も日本の方が高いと言われており、制度や設備面では日本独自の強みもあります。
どちらが優れているというより、支え方や仕組みの違いとして捉えることができるのではないかと感じました。


