地震による被害は津波だけではなく、建物倒壊によるものも大きな割合を占めます。そこで注目したいのが、寝室や居間などを個室単位でシェルター化するという考え方です。
このような構造があれば、建物全体が損傷した場合でも、人がいる空間の安全性を高めることができ、救命率の向上につながる可能性があります。今後の住宅設計や建築基準の研究テーマとして検討する価値は十分にあるでしょう。
また、豪雨による水害対策としては、海外の事例も参考になります。オランダでは、洪水時に住宅が水位に合わせて浮き上がるフローティング構造が採用されています。地震が多い日本では課題もありますが、気候変動による水害増加を考えると、こうした仕組みを研究・応用する余地はあると感じます。


