【第1回】消費税とまちの風景 ― 横須賀から考える
シャッターが増えた理由は何だろう
横須賀の街を歩いていると、以前よりもシャッターが閉まったままのお店が増えたと感じることがあります。
もちろん、その理由は一つではありません。
人口減少、ネット通販の広がり、大型店の進出…。
その中で、消費税もまた、静かに影響を与えている制度のひとつかもしれません。
消費税の仕組みをあらためて知る
消費税は、買い物のたびに私たちが支払う10%の税金です。
でも実際には、お店も仕入れのときに消費税を払っています。
計算の仕組みは、
売上にかかる消費税 − 仕入れにかかった消費税 = 納税額
という形です。
利益ではなく「売上」に基づく税金のため、赤字でも納税が発生することがあります。
特に横須賀のように中小の個人商店や飲食店が多い地域では、人件費の割合が高い業態も少なくありません。
人件費は消費税の控除対象にならないため、負担感が強くなるケースもあります。
食料品ゼロ税率の議論と地域経済
食料品の税率をゼロにする案も議論されています。
家計にとってはありがたい一方で、事業者側への影響は制度設計によって変わります。
地域の商店が元気であることは、まちの活気にもつながります。
税制の議論は、数字だけでなく「まちの風景」にも関わっているのかもしれません。


